成分名:スルファジミジン (スルファメサジン)

 

(規制) 要指示薬、使用基準

     クロルテトラサイクリンとの合剤

 

 

(商品名)

飼料添加剤:CTCサルファ20「フジタ50「フジタ

        動物用CTC-S20「KS」

 

 

(用法・用量)

 

飼料1t当たり本剤として下記の量を均一に混じて経口投与する。

(4カ月齢を超える豚を除く)510kg [塩酸クロルテトラサイクリンとして100 200 g (力価) 及びスルファジミジンとして100200g

 

 

(使用上の注意)  詳細は、各社の使用説明書を参照のこと。

 

使用者に対する注意

本剤の有効成分 (クロルテトラサイクリン) と類似する成分で光過敏症が現れるとの報告があるので、取扱いに際しては目や皮膚に付着しないよう注意すること。

 

対象動物に対する注意

副作用

本剤の有効成分 (クロルテトラサイクリン) と類似する成分で実験動物で胎子毒性が認められるとの報告があるので、妊娠している動物には慎重に投与すること。

 

 

(休薬期間:使用禁止期間)

 

使用禁止期間:使用基準の定めるところにより使用すること。

(生後4月を超えるものを除く):食用に供するためにと殺する前15日間

 

 

「副作用」

 

概論

 人の場合、サルファ剤の副作用は最近の新しいサルファ剤になって非常に減って、他の薬剤に比べてむしろ副作用の最も少ない安心して使用できる薬剤となって来たことは事実であり、サルファ剤の使用に際して副作用は避けられないかのように考えることは、古いサルファ剤の乱用のために起こったことで、現在では通常の使用法では副作用は皆無であると言ってもよい。

 発疹、発熱、血液異常、尿路障害、肝障害等の副作用の頻度はsulfanilamide 11.9sulfathiazole 18.6%、sulfamerazine 9.5%、sulfadiazine 6.5%、sulfisoxazole 39%、sulfamethoxypyridazine 69%であるのに反して、sulfadimethoxineおよびsulfamonomethoxineは約1%である。

 動物に使用の際には副作用はさらに少ないであろうと言われているが正確なことは不明である。動物の場合の副作用も、サルファ剤の種類によりまた動物の種類により異なるが、食意不良、下痢、便秘、嘔吐、貧血、白血球減少症、無顆粒球症、チアノーゼ、減尿症、血尿、結晶尿、皮疹、じん麻疹、興 奮、感覚過敏、末梢神経炎、痙攣がみられる。1)

 

 

[安全性]

 

 

 

 

[残留性]

 

 平均体重90kg24頭の豚に対してスルファジミジン、クロルテトラサイクリン、ペニシリンGを含有する製剤を飼料1kg当たりスルファジミジン110mg、クロルテトラサイクリン110mg、ペニシリンG 55mgとなるよう添加して14日間で3回投与し、休薬0248日目に屠殺して腎臓、肝臓、筋肉、血清、尿における残留を調査した。

 その結果、休薬4日目までは全ての組織でカナダのMRLである0.1mg/kg以上が検出されたが、休薬8日目には尿を除いて0.1mg/kg以下となった。2)

 

 

[非臨床試験]

 

1. 急性毒性1)

各実験動物におけるLD50 (mg/kg)

動物種

マウス

投与経路

  

1,900

 

 

[出典]

 

1) ()日本動物薬事協会シリーズ5 (1971) 獣医畜産家のためのサルファ剤の基礎知識 (改定増補版)

2) G.O.Korsrud et al. (1996) Food Additive Contaminants, 13(3), 287292